塩釜に着いたその夜は福寿司
これが楽しみ。見ただけでロングドライブの疲れもどこかに飛んでしまいます。出前専門ですが、ネタが新鮮で丁寧な味。プリプリに光る鮪、海老、ホタテ、今回はホタルイカもついていて豪華。どれから食べようか、毎回迷って。うん、地元でしか流通していないお酒もおいしかった。
ジョブズの料理人
スティーブ・ジョブズが愛したお寿司の本「ジョブズの料理人」は、普段知ることのできないジョブズの素顔が伺える貴重なドキュメンタリーが満載。食を通じて交流した佐久間俊雄さんがシリコンバレーで寿司を握っていただけでも興味深いですが、登場するのがジョブズならなおのこと。iPhone発表当時の話は今でも読んでいてハラハラドキドキ。熾烈な競争を闘いぬいたジョブズがカウンターの一番奥の場所でほっとする情景も目に浮かんできます。
もうすでに店はたたんでいますが、こうした文化の交流=お互いを尊重しあう精神が、新たしいイノベーションを生んでいるんだなと改めて実感します。
安西水丸さんの表紙の文春にに紹介される
千倉の大徳家さん
季節の変わり目にカウンターに座り、穏やかな大将の話を聞きながら季節のお魚を味わう。魚の捌き方〜仕込み方、千倉の風物、季節によって変わる魚の種類。どれもこれもためになる話ばかり。ついつい長居したくなり、帰るのが惜しいほど。
文春の特集(週刊文春5/8・15号 ニッポン港町寿司紀行)には紹介されていませんが、イカの塩辛もとてもおいしいのでいつもお二瓶土産に買って帰ります。千倉に縁の深い安西水丸さんの著作を表紙に描いた和田誠さんが「大切な仲間を失った」とコメント。千倉をキーワードにしてつながっているんですね。
特集には塩釜の「すし哲」も紹介された「すし哲」も弟店の「しらはた」も(おそらくは観光客で)店の前をクルマで通ったんですが長蛇の列でした。随分前に一度きり行ったことのある「すし哲」にも再訪したいですが、やっぱり千倉の大徳家のカウンターに早く座りたいです。
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