1996/11/17放映 NHK「にっぽん点描」で、癌に侵されたNHK交響楽団の徳永兼一郎さんのラストステージのドキュメント
夕暮れ時に息を詰めて夫婦で無言でみつめ、あまりにも感銘を受けたので翌日カザルスのアルバムを買いに行ったほどです。その番組のことは新聞記事にもなり、それをCDに挟み込んでもいます。(番組はNHKアーカイブ保存されているので、もう一度見たいです)
だれにでも「死」は必ず来るものです。そう分かっていても、愛する者を失った時の悲しみは深いものです。それでも、きちんとお別れをし、自然の流れの中で「死」を迎えられれば、遺された者もまた、救われるのではないでしょうか。(中略)ホスピスとは施設のことを指すのではなく、親しいやナースが絶えず側で「心」を支えていることが大切なのです。命の流れを大切にしたいのです。「生」に続く「死」はだれでもが体験する自然なものなのです
長い夏休みも最後の朝、いつものことで早起きをしてしまい調べていたこと色々
YouTubeでカザルスの動画を見つけました。前日にプエルトリコについてたっぷりと色々考えていただけに、カザルス最後の地プエルトリコでの演奏シーン。窓からの光をわずかに受けた短い演奏を何度も見つめながら、9月の下旬というのは、人の死を改めて心の中に蘇ることの多い日々だと思いを寄せていました。
※2006/8/18も記事を一部再録してます
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