お昼にはおまかせ握りがよく似合う
二週間ぶりの大徳家さん。本当は毎週にでもご馳走になりたいんですが、それは贅沢というもの。今回は、気になっていた「おまかせ握り(小椀カニ汁付)」を。おっと、その前に、ハートランドの生をまずは一杯。なにせカンカン照りの道を歩いて来たので喉がカラカラだったので、沁みわたります。続けて、カツオ、小ヤリイカ、クマエビをつまみに。塩と合わせておいしいお刺身には、おすすめの御宿の岩の井から始まって福井の黒龍と海女(二本以降は自信がないんですが)をちびちび。久し振りのネギマ煮もおいしかったなぁ。
頃合いのところでおまかせ握り
◆本日のおまかせ握り(地元米と大徳家の井戸水で炊いたシャリで握ります)
(上段左から)
夏すずき、本鮪の腹とろ、活〆勘八、地がつお、イカと飛魚卵のサラダ鮨、生うに、にし貝の地酒蒸し
(下段左から)
自家製厚焼き玉子、大徳家式煮あなご、生くま海老(あしあか海老)、南房総産地あじ、本やりいか
いつもは大将が十二分に考えた順番に握ってくれるのですが、こうして一皿に揃うとどれから食べようか迷ってしまいそうです。シャリとか大きめなのかなと尋ねると同じだと。このシャリがとても上品でおいしい。新鮮なネタに控えめに寄り添うような姿。カウンター越しに、お酒を選んでもらったり、お魚の話をしているんですが、休みなく動く手先もセクシーです。
握っているかすかな音がするほどの静寂
お寿司屋さんは究極のオープンキッチン
う〜ん、名言だなぁ。メバチマグロを下ごしらえをしているのを見ていたら「巻きますか?」、もちろん「お願いします」と二人でハモってしまいましたが、これがとろっとして実においしい。最後のお寿司にふさわしい味わいはダメ押しに近いようでした。ああ、こうしてもう少し食べたいなぁと思いながらお店を後にするのが、毎回なんとも後ろ髪を引かれる思いです。家に帰っても大徳家さんを思い出すようにイカゲソの塩辛をお土産にしました。
ヒロスエに会いそこなったと大将は悔しがってました島本マイマイには会っているんですね(ちょっと悔しい)。で、気持よくほろ酔いで静かな路地を海岸に向かって歩きながら、今度は九月の下旬あたりかな…と考えていました。
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