年末に再放送していた「ミッシェル・トロワグロ 真夜中の祝宴」に感銘を受けてしまいました
西新宿のCuisine[s] Michel Troisgrosはピエモンテのイベントの際に一度だけ行ったことがありました。まるで芸術品のようなお料理と懸命で節度あるスタッフの動きに心動かされたことを今でも覚えています。その、トロワグロのミッシェル・トロワグロが、どうしても来たかった震災後の日本。短い滞在時間を追いかけたドキュメントを再放送で見ることができました。素晴らしい料理人は、と同時に素晴らしい人間性をも持っている、という当たり前のようなことすら再認識できるようでした。
フランスでも日本でも食卓を囲む場で重要なのは「出会いと」と「交流」です。そして食卓は家庭でもレストランでも食事というセレモニーが毎日行われる大切な場所だと思います。
Partage(パルタジェ)=分かち合う心
日常の中でパンや水、ワインや料理を人と分かち合える(パルタジェ)ことはとても素晴らしい。家族とテーブルで食事を分かち合える時間…それはいちに一日の中でとても貴重なひと時なのです。
スタッフは家族です。(東日本大震災のことが心配で)寝ても覚めても日本のことが気になってしまうので、もうこれ以上待つことができなかったんです。
ミッシェル「トラウマになってない?」
リオネル「一見普通に生活しているように見える人でも心に深い傷を負っていると思うよ」
日本に住んでいるシェフ(なんと六人合わせるとミシュラン星10個)のドリームチームによる東北への炊き出しの話を見つめるような視線で聞いているミッシェルがとても印象的でした。そのドリームチームのことやパン職人のことがいつもお世話になっている勅使河原さんのBLOGに紹介されていました。復興支援チャリティーのテーマを「TOMONI」と名づけたセンスも素晴らしいので、是非BLOGを読んで下さい。
年末から年始に向けて、この番組とBLOGの記事、そして大人数の食卓。喜びも、悲しさも、おいしい料理も、みんなで共に分かち合えることも大事。そして、とってもシンプルで素朴な誠実さについて、色々と考えていました。地元浦安~新浦安にもこのようなことを引用できるのではないかとも。
※Table of Dream 夢の食卓「ミッシェル・トロワグロ 真夜中の祝宴」の再放送を見逃してしまった方は、以下の GyaO!で全編後編を見ることが出来ますので、是非。
●GyaO! Table of Dream 夢の食卓「ミッシェル・トロワグロ 真夜中の祝宴」
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00919/v00001/v0000000000000000019/
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00919/v00001/v0000000000000000020/
●勅使河原さんのBLOG
http://crema-food.blogspot.com/2011/12/une-devise-pour-2012.html
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