僕の人生はシンプルだ
シンプルで控えめだよ
ブライアンが奇跡の帰還を果たし、しかし残念ながらデニスとカールの死。かつて住んでいた場所をジャーナリストのジェイソン・ファインの運転するマカンで訪れながら、車中で会話する。時には会話も途切れ、デニスとカールの話で涙ぐみ、知人のジャック・ライリーの死を知った時に動揺。いまだに精神的に不安定なブライアン、それでも音楽を創造する力は健在だ。これまでの業績をたたえるだけにとどまらず、今とこれからのブライアンの姿を丁寧に描いた素晴らしい映画だ。
RCAスタジオで意欲満々のレコーディン風景も貴重だ。そして、サントラ盤はビーチ・ボーイズのベストではなく、映画で見ることのできた姿をまとめた内容でサントラというよりも新譜に近い内容で聴きごたえ十分だ。映画でインタビューやスタジオで参加しているマイ・モーニング・ジャケットのジム・ジェームスを見つけて、妙にうれしくなってしまった。
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