曲間のコメントに導かれる世界観
永遠のあこがれの一人がデイヴィッド・バーン。トーキング・ヘッズ時代〜ソロと長い間のファン。『Remain in Light』『Little Creatures』を中心としたアルバム、ジナサン・デミ監督の名作『Stop Making Sence』は何度観たことか。新作『American Utopia』のツアーがブロードウェイの舞台になり、それをスパイク・リーが映像化される...とのアナウンスをデイヴィッド・バーンのメーリングから知ってから長い間待っていた。コロナの関係で本国では配信のみらしいが、日本では劇場公開。それなら、なるべく大画面で観たいと考え日本橋の映画館でTCXで観てきた。
サントラを聴き込んでいたけど、やはり映画となるとその素晴らしさが手にとるように分かる。ウィット溢れる曲間のデイヴィッド・バーンのコメント(曲説明)、トランプ政権下の苛立ち、観客への眼差し、パフォーマンスの種明かし、どれをとっても思わずうなずいてしまった。
そして、何よりも多彩な国籍を持った11名のパフォーマー達の見事さ。一糸乱れぬダンスと演奏。ワイヤレスで自在に動き回る姿に目が釘付けになってしまった。気になっていた方の黒いものは、バラカンさんの解説によると、照明のために肩に付けたセンサー。
スパイク・リーの貢献
左右のバランス、サイドから、下から、そして上からのアングルで見事に群像劇を躍動的に捉えているのは流石だと思った。全員が着ているスーツはどのものだろうか。公演が終わって楽屋口から自転車で去っていくデイヴィッド・バーン+その仲間の清々しさ。個人的には、アンジー・スワンのギターにも釘付けだった。トーキング・ヘッズ〜ソロまでまんべんない選曲もファンにとってもうれしい。音楽とは直接関係ないかもしれないが、お揃いのスーツはどこのやつなのかな、ちょっと気になっている。
Here *
I Know Sometimes a Man Is Wrong *
/ Don't Worry About the Government **
Lazy *
This Must Be the Place (Naive Melody) **
I Zimbra **
Slippery People **
I Should Watch TV ***
Everybody's Coming to My Housex *A
Once in a Lifetime **
Glass, Concrete & Stone *
Toe Jam ***
Born Under Punches (The Heat Goes On) **
I Dance like This *A
Bullet *A
Every Day Is a Miracle *A
Blind **
Burning Down the House **
Hell You Talmbout ***
One Fine Day ***
Road to Nowhere **
* ソロ
*A ソロ AMERICAN UTOPIA
** トーキング・ヘッズ
*** その他
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