この香りと色艶
シチリアのオリーブオイル、岩下の新生姜など泉銀さんで見つけるのは(知るのは)お魚さんだけじゃない。福田海苔店の幻の千葉県行徳焼海苔上撰三番瀬は待ちに待った逸品。今シーズンは不漁で入荷があやむばれていたがようやく入荷。店内で見つけてキャッと言ってしまった。
成城石井で売っている「だだちゃ豆ごはんの素」を使ってふっくらと炊き上げたご飯。出汁でといた山芋をたっぷりとかけ、これに上質鮭をほぐしたのをのせる。手でさいた上撰三番瀬をぱらり。お好みでネギやワサビ。んもぉ、待ちきれず、ががっとかき混ぜ、お行儀が悪いが一気にかきこむ。
とろろと鮭の王道な組み合わせ、そして海苔の上品な香り、ぴりりとしたワサビ。これらが三位一体となった様は他に例えようもない贅沢。豪華な食材や身の丈に合わない高価なワイン、映えばかりで上っ面の料理を見るのにいささかうんざりしている私。本当の贅沢とは何かを泉銀さんでいつも教えてもらっている。
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