音楽について語る時
音楽については書いている方とその音楽の双方に共感できることが大事。河村要助さん、和田誠さん(共に昨年他界)からの影響、当時は誰も牛タンなど知らなかった田舎町で限られた情報の範囲でエージさん、北中さんとの出会い、独自の視点が新鮮だった春樹さん、中山康樹さん、今野雄二さん、同世代の健太さん。多くの音楽を深く知るきっかけがキラキラしている。
気になるバラカンさんの二冊
ラジオの熱心なファンではないが音楽関連の本には多くの気付きがある。『ピーター・バラカンのわが青春のサウンドトラック』(2009)はロック黎明期にをロンドンで体験。その生々しい文章に煽られ、紹介されている(普段はブリティッシュ・ロックは聴かないにしても)レコード・CDを改めて聴いてみたりしていた。
ピーター・バラカン音楽日記(2011.11)
月刊PLAYBOY誌に連載(2002.10~2009.1)された文章をまとめた一冊。ロックに限らずジャズや(今でも馴染めないが)ワールド・ミュージックまで幅広く紹介。個人的には忘れていた部分もあり、暖かい日差しが入る部屋で紹介されているアルバムをiTunes~Spotify経由Bose Revolve+で聴いていると、音楽が部屋の隅々まで広がりなんか幸せな気分。時折うたた寝。
新版 魂(ソウル)のゆくえ(2019.9)
文庫で出た時以来の愛読書が刊行30周年記念出版、448曲のプレイリストでリニューアル。アルバム、CDをコツコツ集めて好きな音楽を深く知ることの繰り返しだった時代。今や、冒頭「音楽はもはや所有する時代ではない...」とあるように、紹介されている曲は独自の選曲でSpotityのプレイリストで聴く時代。アクセスしやすいようにQRコード付き。ソウルは曲単位として考える意味でもこれは画期的だと思うし、これからの音楽記事はQRコード付と言うのがトレンドになるのではないかと。
Mixcloudに多少の期待もあったが、今はSpotifyを気にしている。昔は手作りジャケット~レーベルにも凝ったコンピレーションCDを作り悦に浸っていたが、ほぼ同内容をSpotifyにプレイリストでUPしてみた。QRコードをスキャンでリンクなんて、そんな時代に生きているんだとヒシヒシ。
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