三谷幸喜の映画は
個人的に当たり外れが多く大ファンではないが、中井貴一主演ならというわけで観てしまう。総理が記憶をなくし、周辺の三人だけがそれを知っていることでドタバタが生まれる。三谷幸喜の演出と見事なキャスティングが冴えているので、最後の最後まで数分間に一度のクスクス。
中井貴一のファニーな演技
サラメシのとぼけたナレーションが大好き。これに動作が加わるとどことなくファニー。関西系の「お笑い」芸人にはない上品な「笑い」にクスクス。やはりこうでなくっちゃ。
普段は真面目な演技の多い共演者もどことなくおかしい
なんとも嫌味な草刈正雄、クールなディーン・フジオカ、弾ける石田ゆり子、不思議な斉藤由貴、ねじ伏せる木村佳乃、壊れた吉田羊、化けた有働由美子(エンドロールまで分からなかった)、ギターもしみじみROLLY...。なかでも小池栄子が素晴らしく。きゅっとしたスタイル、キビキビしてコケティッシュ、澄んだ瞳の力強さ。これらの存在感にドキドキしてしまった。
今の総理も記憶をなくして生まれ変わってくれるといいのに...ネ。
■記憶にございません!
https://kiokunashi-movie.jp/
コメント
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