だしソムリエのスープ
だしソムリエでもある原田佳和さんが2016年開店〜2017年リニューアルしたお店。様々なアプローチでだしを探求している中で、今日選んだのはあさり・ムール貝・しじみ・帆立からとった貝だしスープ。一口で強烈な印象を与えるのではなく、どこか控えめでやさしい味わい。それでいて貝の出汁がじんわりとしみわたる。人によっては物足りないかもしれないが、このチューニングもまた私好み。ムール貝に挟まれたトッピングは後半に溶かすと違った表情も現れるニクイ演出。
これはラーメンというよりも
パスタに近いのではないかと思い始めたのは手揉みちぢれ平打ち麺のせい。もちっとしながらフィットチーネのような感触。豚と鶏のチャーシューは際立った主張もないが味わい深い。一人よりもカップル、家族連れに受けそうな店内とスキのないコンセプトにちょうどいい。
帰省のたびに寄る行きつけの美容院から紹介されたお店を色々選んでいるに過ぎないが、仙台のラーメンというのは「ご当地の...」というのが見当たらず、かえって多様化の道を選んでいるんではないかという印象を受けている。お盆の帰省時にはその辺も含めて色々と訪ねていきたいと思いながら、欅の新芽で眩しい通りを歩いていた。
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