細野さんのバックボーンに映画があったとは
細野さんといえば、はっぴいえんど以来の(あくまでも一方的な想いの)お付き合い。考えてみればこれほど長く聴いているミュージシャンもいないのではないかと。この本はキネマ旬報の連載をまとめたもので映画と音楽にまつわる話が満載。たまにキネマ旬報を図書館でまとめて読んでいたが、こうしてまとめて読むと前後や縦横のつながりも見えてきて余計に楽しめる。
映画の本は数多けれども音楽家からのアプローチというのは珍しいのでは。しかも細野さんならではのアプローチが新鮮で、知らないことも含めてなるほどなぁ...と納得するばかり。
映画の資料としても、映画音楽の資料としても、細野さんの考え方=感じ方としても、なかなか手強くも読み応えのある内容。それでいて肩肘を貼るような感じでもないところもいかにもって思う。
そうこうしていると聴きたくなって、ここ数日は2011年の『HoSoNoVa』ばかり(タイトル文字や内容の所以についても本で紹介されている)。こうして、朝でも夜でも音楽に浸かりながら本を読み進めてるのも悪くない。
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