調布に行くので基本のどれかを
と思い、基本のどれかかワンタンがいいかなとあれこれ考えながらの午前中に西新宿でMTGを三本。さぁてと思うと昼限定ありの告知。暑いので「冷やし煮干し」に決め京王線。11:50着ラッキーなことに並び無しで店内、「冷やし煮干し」を頼んだものの暑い時は温かいのがいいと急に気が変わり変更(快く変更していただきありがとうございます)。
マイルドで深みのあるトムヤンクン
同じトムヤンクンでも柴崎亭の手にかかるとマイルドで深みのある素敵な味になるのだから流石だ。スープの旨味にハマり、細麺との相性に唸り、うまいなぁ、マイッタなぁ、とかくトンガリがちになるけど柴崎亭は違うなぁ、と独り言を繰り返すばかり。
特製ナンプラー&ラー油を加えたら、なんと
隠れていた独特のエスニック感覚やコクが前に出てくるから不思議だ。ひとつの丼で二つの顔、しかもどちらも美人。やっぱりニクイ演出だなぁ…と溜息。
定番がきちんとしているからこその試行錯誤や冒険。マーケティングや費用対効果にまみれた世界にとにかくうんざりしている私にとって、柴崎亭の感性にはホント心打たれてしまう。おいしいラーメンが食べたい気持ちももちろんあるけど、それ以上の何かを求めて通い続けているんだ。
日が長くなって帰宅時間の夕焼け直前の空。
The 5th Dimensionを聴きながら不思議な安堵感を見つめていた。
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