美人バイト二人
緊張気味の弟子
期待が期待を呼び込み長蛇の列
だって、《牛筋のメチャクチャ美味い味噌ラーメンローストビーフ》だもの。牛と味噌。大好きな素材に目が眩む。牛のスープで上質な味噌をとかし、煮込み牛スジと予想外の牡蠣。熱々に仕立て、ローストビーフをのせる。味噌スープに密かなスパイシーな風味。作っているのを見ているだけで五感が震えた。
芳ばしい激流
味噌スープに奥行きを演出している幼い時は東北で育った関係で牛スジは未知の食材。それでも、むっちりと牛スジのとろりとした食感とスパイシーに仕立てた味噌に牡蠣が加わり、味が乗りきった芳ばしい激流にのまれてしまったほど。旨味をじかに吸った贅沢さに、いや〜、マイッタなぁ。横でため息ばかりついている多賀の政八と目が合うとお互い涙目。
牛スジ牡蠣丼
やっぱり味噌にはご飯でしょ。ミニ牛スジ牡蠣丼にしてかっこむと、いや、もぉ、これが、うん、ウマすぎて、アハン、マイルな。
まるで夏の夕暮れの匂い
こうしていると、何もなくても大好きな音楽に包まれていた10代〜20代の頃を思い出して妙に幸せだった感覚が蘇ってきた。柴崎亭に集まるファン気質もとても好きだなぁ。お互いのテリトリーを侵さない細かい配慮、それでいて妙に親密。
ああ、また来ているのとかとめくばせ。食べ終わった後に話しかけられたりしたら色々と教えたくなってしまう。若い人も年配の人も飲み込んでしまう懐の深さも、俄然柴崎亭を支持する所以かな。そんな事を考えながら帰り道に聴いていたノラ・ジョーンズの1stがやけに心にしみた。
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