パッセンジャー ジェニファー・ローレンスの硬質な輝きにぞっこんマイって画面を見つめるばかり

90年早く目覚めた二人
5000人を載せた宇宙移民船アヴァロン号。120年の航海の途中90年も早く目覚めてしまった二人の行方は...。

マイケル・シーンのアーサー（アンドロイドのバーテンダー）が緊張感溢れる物語の中にアイロニーもあり見事なコメディーリリーフ。反面ストーリーはいくつかの破錠もありますが伏線も効いていて観てて飽きない。そして、なによりも愛と憎しみをジェニファー・ローレンスが硬質な姿で演じ、最後まで一気に魅せてしまうなんてため息。

何の下調べもなく二時間程度の隙間時間がありとジェニファー・ローレンスに惹かれて観た映画でしたが、観終わった時は気分が良かった。ジョージ・クルーニーのユーモアが心残りな『ゼロ・グラビティ』を思い出したり、ボウイの「Life On Mars?」を聴きながらの帰り道。