ああ、やっぱり
タイミングが合い早朝に訪れたものの8:50時点で27番目。開店10:00までiPhone 7 Plus で鬼平犯科帳を見たり、常連さんに挨拶したり、隣り合わせになった方(かなりの常連さん)とがんこ談義に夢中。待つ楽しみも密かにあるものだと。
活栗蟹12kgを使う基本スープ
特製ブレンド味噌
艶やかな西山製麺
どれが欠けてもがんこ味噌にならない。この三位一体を超えた味噌ラーメンの姿に目が眩む。スープを口に含んだ瞬間に広がる魚介類の豊満な香り、基本スープをまろやかに包み込む特製ブレンド味噌。いや~、マイッたなぁ、ニクいなぁ。濃厚かと思いきやサラッとしたスープに蠢く世界観に圧倒される。
麺をスープに絡めて一口。それだけで長い間待ったかいがある...という言葉すら陳腐に聞こえる。味噌なら西山製麺と揺るぎない。麺を三回すすったらスープを含む、麺ともやしとネギを絡めてスープから持ち上げて口内へ。弾ける味噌、躍動する麺、野菜の歯ざわり、ぐぐっと噛みしめゴクリと。いやぁ~ん、もぉ幸せの絶頂に何度も逝ってしまう《キカタン》。
カウンターの瓶の謎
刻みニンニクは午後に人に合うので今回は遠慮。
もう一つは、
「ああ、これは?」
「ブレンドした味噌だよ。悪魔に慣れている人はただでさえしょっぱいのに入れたがるんだよ」
「ウフフ、それなら悪魔味噌ですね」
「うまいこと言うね田さん」
味を尊重したいので入れませんでしたが、小指の先ほど丼にのせて舐めてみました。今期味噌の日は必ず行ってましたが、どんな味噌なのか興味津々だっただけに、ああこういう感じなのかと。色は茶色というよりもピンクがかっているのも謎。こうして楽屋裏すらも見せてしまうのは、実は次回は新しい展開もあるゾという予感すらも感じる。
12月までおあずけ
と、家元。「俺は食べるかもしれないが」とも。いやホント、12月まで待てないのが正直な心だ。蛤のスペシャルと共に熱愛熱望。四谷三丁目から吉祥寺までの道中はクルセイダーズの『Scrach』のB面。ラリー・カールトンのソロも眩しい「So Far Away」の後のメンバー紹介で、
「Excellent guitarist, beautiful person」
それなら、
「Excellent Ramen, beautiful person」
だな、やっぱり。
コメント
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