純正ヒロポンで昨年を締め
今年ようやくの純正ヒロポン=悪魔。待ち焦がれたこみ上げるほどの恍惚と快楽。特に今日は食べる前から(いつもか?)激しく思考停止。自分自身一体どうなってしまうんだろうかと心配したほどだ。
厨房に仲良く並んだ赤い丼三つ
いつもようにスープを一口。濃密なキレと奥深さの波状攻撃。どれがどれほど...とか分析不可能なヒロポン味。これだよ、これ、これを待っていたんだ三週間。正月スペシャル~正月休みの後は煮干しで焦らしておいて、満を持しての純正ヒロポン。ニクイじゃないか。もぉ、また惚れ直してしまうじゃないか。
絶妙の合いの手や攻め具合に独特の軽さが加わり引きずり込まれながらも心が静まり酔う。再び味わいたくなりもう二口スープをすすり大きくため息。もう止まらなくなり隣の方に思わず「ウマいですねぇ~」と話しかけてしまいました。そう、誰かに語りたくなるほどのウマさにやっぱり興奮してしまった。
思った通りに出来た
と、家元。BLOGに書いてあった話も交えていつも以上に饒舌。フレンチレストランのシャフもお忍びで来ているようだ。
ズズッ~、ズ・ズゥ、ズズズズゥ
両隣、その両隣の幸せそうに麺をすする音が鳴り響く。私もあとは夢中。「おいしかった」と軽く挨拶し、家元の「まいどぉ、ありがとぅござんす」の声を受け清く店を出る。なんでもない営みに込められた真実と秘密。いいんだなぁ、まったく。一方私は、
「ああ、おいしかったぁ」(私)
「悪魔食べちゃったね」(奥様)
「大丈夫だよ田さんは。もう長いことないから」(家元)
なんて話をしながら店を出て、自然に頭が下がり涙がこぼれそうになった。純正ヒロポンはこれだからやめられない。
明日はご飯持参で自由が丘か。
昨日に続き朝月
桜のつぼみもそろそろ膨らんでいた。
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