マジック・イン・ムーンライト
ウッディ・アレンとしてはあまり評判は良くないらしいが、私好みのマジシャンと占い師とのロマンチックコメディー。ちょっとビターな皮肉も好き。色々と伏線もあって、冒頭の大掛かりなマジックが後で効いてくるなど、はは〜んとニンマリするところがいろいろあって楽しい。ラストはぐっとくるようなハッピーエンド。そんなに美人ではないがくるくると変わる表情と大きくチャーミングな瞳に引き込まれて夢うつつ。
教授のおかしな妄想殺人(6/11から公開中)
人生の目的を失った哲学教授に現れた女子大生。学生らしいファッションがスラリと伸びた足ともよく似合い、顔をクシャクシャにしながら瞳の表情の変化を劇場で凝視。時には愛らしく、時にはコケティッシュに、時には意地悪に…。生きる意味を求めるあまり滑稽になる教授役のホアキン・フェニックスもとてもいい。こちらも小道具がラストで効いてきて思わず唸る。
ウディ・アレンといえば「EF Windsor」を使ったタイトルと古めのジャズですが「教授のおかしな妄想殺人」ではラムゼイ・ルイス・トリオが全体のトーンを演出してます。イーストウッドと共にコンスタントに素晴らしい映画を作り続けている作家ならではのセンスはなんと魅力的なんだろうか。
■教授のおかしな妄想殺人
http://kyoju-mousou.com
■マジック・イン・ムーンライト
http://www.magicinmoonlight.jp/index.php
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