晶文社の本
装丁は平野甲賀さん
高校までは仙台に住んでいたので、山のような本から色々と探すこともできずに、例えば(ニュー=当時は付いていた)ミュジック・マガジンの書評などを頼りに本屋巡りしてました。音楽や映画の本で気になるのがほとんど晶文社からの出版だったことがあり、晶文社(サイのマーク)に狙いを定めて色々と手にしていたこともありました。中身も気になるが装丁も気になってクレジットをみると平野甲賀さんのが多かったですね。最近は独特の平野甲賀流フォントでインパクトが強い装丁も増えて楽しませてもらってます。
その平野甲賀さんの様々なエピソードが紹介されているのが「きょうかたる きのうのこと」。ああ、こうだったのかという話も多くためになります。小豆島への移転、Mac、文字を描くこと、晶文社のこと、装幀と装丁の違い等、特に興味深いです。
読み進めていると妙に読みやすい
何故かなと思っていると「秀英丸ゴシック」への記述もあり、なるほどこの本はこのフォントを使っているんだなと気がついて、流石だなぁと、感嘆してしまった次第です。
平賀甲賀さんの装丁で好きなのは小林信彦さんが多いです。もちろん、本の内容も充実。いい本にはいい装丁がどうしても必要なんですね、きっと。
■秀英丸ゴシック
https://www.morisawa.co.jp/font/fontlist/details/fontfamily128.html
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