まずは煮干しそばの醤油味 650円
澄み切ったスープを一口、いや二口。参るネ、無条件のおいしさと深み。あまりお湯切りをしなく、丁寧に盛り付けられた麺は細身でつるつる。噛めば噛むほどうま味が増してくるから不思議。もう一度スープを一口。醤油も尖ってないので最後まで爽やか。ああ、もぉたまらないね。真ん中にどんとのっているチャーシューも脂っぽくなくすっきりとした味わいもじわじわと。もう夢中で食べ終えてため息も出ないほど。
次は、煮干しそばの塩味 650円
醤油と構成は一緒ですが、そこは塩味をいかした味わいに戦慄が走って箸が止まる。ブルブルっとしたのは銀座篝以来のの衝撃か。あとは、最後まで一気に食べ尽くして、う〜んと唸るばかり。我を忘れて小躍り（心のなかで）してしまいました。どうやら、八王子の田村製麺。つるつるしていてもちっとしているバランスがとても好き。また食べたいな、また来ようかな、と爽やかな余韻。寡黙な大阪の客人も、東京でこんなにうまいラーメンを食べられとは思っても見なかったと涙目。
肉汁がじゅわっと肉わんたん麺 750円
麺が見えないほどびっしりと盛られたわんたん。熱々のわんたんを口の中に放り込むと、もう火焔太鼓。少し冷まして噛るとじわっと肉汁が飛び出してきてくるから忙しい。熱さとおいしさが飛び込んできて、もう涙目。少し落ち着いてから、用心深く肉の入っている部分だけ食べて、残りを食べる作戦に変更。これでやっと味わいも分かってきて、スープを一口。揚げネギの香りがする澄み切ったスープの透明感を堪能して、もう一度わんたん。麺は少し置いても伸びることなくしっかりとモチモチ感が残っているところも流石だなぁ。
肉玉丼 300円
小ぶりなお椀にチャーシューがどんと乗っていて、半熟卵をトッピング。チャーシューをどけて醤油の代わりに麺のスープを入れて卵かけご飯。チャーシューのタレが甘くない方が私の好みかな。やはり、麺だけをじっくりと楽しむのがいいのかと思います。
流れとしては
11:00に開店ですが、開店に合わせて行けば並ばなくてもいいですが、基本15人ぐらい並んでいるので時間に余裕がないと、次の約束に遅刻します。順番がくると入り口で食券を買って案内されますが、席によっては一旦外に出て右側の戸を開けて中に入ります。店はカウンター8名まで、食後はカウンターの上に丼を返してテーブルを拭いて帰ります。こうした部分も単価を下げている要因なんでしょうね。また、音楽好きにはうれしいことに二つのモニターからライブが見られますので楽しみのひとつです（キャンディ・ダルファー、キース・ジャレット、マイルス）。
すぅっと透き通ったスープから味わい深い麺が浮かび上がってくるのを味わいたくて、まだ食べていない「こってりらー麺」をいつにするか思案中です。
■柴崎亭
東京都調布市西つつじヶ丘3-25-1
平日：11:00～15:00、18:00～22:00
土曜日：11:00～16:00
日曜日：11:00～21:00
祝日：11:00～21:00
※不定休
こってりバラシャーシュウ麺 950円
あっさりとした醤油スープにこってりの味付けは、炒めた豆もやし、フライドオニオンを山盛りしているから。スープにびっしりと浮かんだ刻みネギもうれしい。ノーマルのこってりらー麺はなんと500円。しばらく来れないので奮発してこってりバラシャーシュウ麺にしました。まずは、そのままスープを一口。山を崩してもう一口。押し付けのないマイルドで透明なスープの味わいは煮干し系とはまた違う風味。思わず数えてしまったバラシャーシュウは8枚、低温調理されてほのかな甘さも。麺は他のと同じですが、やはりこのスープにもよく合いますね。じっくりと味わってスープも完食。やっぱり、おいしかった。（12:10到着、12:28着席、12:55完食）
今日はキース・ジャレット。どうやらYouTubeからの映像。また、着席直前（食券を買って右のドアを開けようとした時）に地面を突き上げるような揺れと長い横揺れ。調布地区は震度4でした。そうそう、今月は9/16、9/17、9/24がお休みです。（2014.9.16 23:12追記）
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