千倉港のそばにクルマを停めて待ちきれなく
オレンジの灯台、バニラ・スカイに染まり始めた空を映すようにどこまでも滑らかな海。大徳家さんであとで訊きましたがいいポイントだそうです。そして、千倉海岸に向かうと、小さく寄せては返す永遠の運動。冬の海の音と匂いが年の瀬をも予感させてひっそりと。
きっと、海から始まる夜明けってどんなに素敵だろうかと
そう思って夜明けの時間を狙って海岸に出てみたものの、分厚い雲に遮られて。それでも、一時間ぐらい冷たい空気の中で待っていると青空が広がり始めて、雲と海のコントラストを誰もいない海岸で独り占め。時折気まぐれに似て光が海に映り込んで、部屋に戻るにも戻れない、戻ろうとして何度も振り返る。そんな繰り返しですっかり体が冷え込んでしまいました。
薄曇りの空の隙間から海への光の道を追いかけながらの帰り道
夕暮れになる直前のわずかな時間帯もまた息をのむくらい見事な千倉の海。自分の内奥に入ってきて現実に戻されそうになって。ああ、日常にこうした繰り返しが身近にあるなんて、本当に羨ましく感じるばかりです。
途中で見つけた海岸にも心惹かれて...
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