地元新浦安で2/2から始まった写真展で手にした最新の写真集
もう一週間近く前のことなんですが、写真展がスタートした時のトークショーを断片的に思い出しながら最新の写真集「boat」を毎晩寝る前に眺めています。トークショーには、本の構成を手がけたブックディレクターの幅允孝氏の話もとても興味深く、なるほどなぁと納得。そして、この写真のもうひとりの主役でもあった本田晃一さんの話は、まるで自分がボートに乗って東京の海辺を漂っているような感覚に襲われました。
写真が語る、その奥行には
「撮影ポイントになりそうな場所が近づくと、波が立たないように静かに進むようにしたんです。野寺さんは、たった1枚しか撮らないんですね、驚きました...」と。
うん、だから、これほどまでに静寂な時間の流れを観ることが出来るんですね。
そして、1枚しか撮らないことについては
「連写で撮ってパラパラと確認するよりは、今撮りたいと思った瞬間を考えると1枚でいいと思ってます」と。
素人ながら、私も何度かアングルを変えたり設定を変えたりして何枚かを撮ることがありますが、決まって一番初めの写真を選ぶことがほとんどです。出かけた時にあちこちで写真を撮る私に対して「目で見て記憶するのよ」と、のべつ話してくれるママボリンケンの考えとも、どこかでリンクするのかな。
「boat」「THE TOKYO BAY」の写真の空白加減も、とっても参考になる、2/11で終了する写真展。時間を作ってもう一度(いや絶対)写真展に訪れたいと考えてます。そうそう、ミーハーな私は本田さんにもサインをもらってしまいました...
■野寺治孝ホームページ
http://www.nodera.jp/index.html
■本田晃一さんのBLOGに撮影風景が紹介されてます
http://blog.livedoor.jp/hondakochan/archives/cat_50039532.html
なかなか、ためになる話が満載でした。
料理の写真は、そういえば1枚だけ(ママボリンケンから)許可が出ています...(^^;
投稿情報: Borinquen | 2013/02/11 11:28
写真家のお話なんて聞いたことがないので、ぜひこのトークショーには参加したかったですね。
あはは、私も同じですね。
デジカメになったせいで、何度も同じものを撮ってしまうんですが、ほぼ一枚目を選んでしまいますね。
ただ、それもわかりつつ、素人なので、もし、きちんと撮れていなかったら、、とか心配して、
二、三枚目を撮ってしまいます。
また、奥様のコメントもよくわかります。僕も、旅先で、見るものすべて写真を撮ろうとしたりするんですが、
結局、旅行から帰ってみると、見たものは、ほとんどファインダーを通したものばかりで、
写真で見るものしか記憶に残らない、、 (それも同じアングルにこだわるせいで、撮るものも限定される)
ここのバランスはむずかしです。
投稿情報: Bonzofire | 2013/02/11 10:10