「THE BOYS」の圧倒的な内容で、前日入手した「Winter Magic」かかすんでしまったのは何故だろう
YouTubeで09年に「Mister」と「Honey」にやられてからのKARAペン。ところが、「Gee」のにもやられてS♥NE。節操がないといわれればそれまでですが、韓国を代表する二つのグループについて、いったい彼女らはどこへ向かっているのだろうかと考えています。
KARAはドメスティックな展開、SNSDはグローバルな展開
と、以前にBLOGに書きましたが、KARAの場合は韓国〜日本でも活動方針を分けているように感じてます。解散騒動(カラ騒ぎ)から一転して「STEP」での完全復帰。売上の数字的にも完璧で、それよりも素晴らしかったのがプロダクションも一体となった躍動感。曲も、歌も、ダンスも、五人の姿もパーフェクトな「STEP」はこれまでの活動を総括し、更に次の次元をも目指す姿に、ファンならずとも最大限の注目を浴びました。勿論、韓国版ながら日本での人気も不動。で、日本での新曲が「Winter Magic」。別に分けなくてもいいのにと思いますが、そこはKARAのそれぞれのキャラが際立ってそれこそラブリーな内容。わざわざ日本の市場に融合するする必要がなく韓国そのものでもイケテるのに何故このような展開を?という疑問視するファンもいますし、私も少しはそう思ってます。KARAのどうしようもなくコリアンな部分も含めて(いやそうだから)愛しているのですから、戦略的に分けずに一本化が望ましいと。K-POPという金の生る木をお茶の間に届けるにはもはや手数の少ない日本製にする必要がないとも思う。
SNSDはプロダクションのグローバル展開に波長を合わせるかのように世界マーケットを目指す戦略が濃厚
一方SNSDはどんどんとスケール感がアップし手に負えないところまでいきそうです。それでいて、時折見せる素の表情は変らず、ファンはどこまでもついていけそうになるから不思議です。今回の新譜「THE BOYS」はテディ・ライリーを迎えての戦略的RAP。重く沈むようなリズムパターンにほとんどリードがないバックサウンドにいつになくソリッドなSNSDの声。ソロパートをテヨン、ジェシカ、ソヒョンに分け、ティパニが要所要所でからむ。そして、開花したソニのコケティッシュさ。スヨン、ユリ、そしてユナ(特にユナがいい)の長身を生かしたダンスパートとシャープなヒョヨン。それぞれの個性を生かしたグローバルなショーケースとしては最高の出来。まだアルバムを入手してないので全体像は不明ですが、この1曲でSNSDの未来を占うことができそう。もうすでに、歌詞を訳している熱心なファンがいてありがたいです。英語バージョンと韓国バージョンでは歌詞が違うので興味深いところ。
さて、半年先のこの二つのグループはどんな姿になっているのでしょうか?
まったく予想もつかない展開が今後も待っているようで、今から楽しみです。
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