揺れるペンライト、まるで孵化するように登場
そしてずっとビートを落としたヘビーなリズムで始まる「GENIE」
それだけで全身の震えが止まりませんでした
突然照明が落ちると同時に会場から悲鳴のような歓声。キックの強い重いビートに合わせて、会場のペンライトが私を飲み込むように揺れ始める。前後左右にうごめく巨大で隆起を繰り返す渦を前にして、ペンライトを振ることさえ忘れていました。YouTubeのコメントに「its the grand pink ocean!!」というコメントをいただきましたが、正にそうでした。
すると突然、暗闇の中、月の光の渦が海に乱反射して幻想的に見えるように、センターの塊が青白く光り始める。期待感とリズムの高揚に身を任せていると、天井が静かに開きはじめ、静止したままの9人の姿が。思わず息を呑む瞬間の後に、テヨンの
「お呼びですか～」
ダブ効果で透きとおるような声が会場を静かに包み始めると、さらにティパニ＆ジェシカ「お呼びですか～」。もうこれだけで涙で何も見えなくなり立つことさえもできなくなりそう。そして、残りのメンバーの「お呼びですか～」。階段をゆっくりと降りながら、ビートに導かれるように歌い始めます。全盛期のP-FUNKをも手元に引き寄せたダークでクールなグルーブに完全にノックアウトされてしまいました。これほどまでにSNSDが進化していたとは...そんな瞬間に立ち会えたことの喜びで感極まりました。
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