ミキシム銀座 佐々木香菜子 作品展「curve」
今はとても便利な時代になって、デジタル化された情報=ソフト(音楽、映画、本、雑誌、絵)を自宅で上手くコントロールできるようになっています。個人的にもその恩恵を受けて、またはその流れになびくように生活しています。どこにいても、どんな状況でも電話やメールで連絡できる。でも、そんなことも忘れて目で見て、耳で聴いて、手で触れて、その感触を感じたい欲求も日増しに高まります。
そして、どこから来るのか?
ホワイトワトソンに描かれた無数のカーブ。しなやかで力強い曲線に漂うある種の静けさ。製図用の耐水性インクで書かれた線は、水の滲みでキャンパスに拡散されていきます。誰にも止められない小さくも激しい躍動と振動。黒い高まりから解放されたように、愛や美、慈しみや真実を知るきっかけを教えてくれれる、その滲みながら溶けこむ曲線。数年振りにお会いして、その美しさに磨きが増したご本人と色々お話しをしましたが、制作中は映画(洋画)の音だけを聞いているそうです。会話やざわめき、サントラなどからイマジネーションも得るそうです。ブラックミュージックなのかなと思っていましたので意外でした。
今回のは描き下ろし13点。構想半年、制作1ヶ月。はかなくも消費されて消えていく商業デザインとは別に、このようなフィールドでもますます活躍が期待できるKANAKOさん。28日まで作品展をしていますので、銀座に行かれたなら是非(ポーラのビル4Fです)。
●MIKISSIMES GINZA GALLERY
●ミキシム銀座 佐々木香菜子 作品展「curve」
●日時:11月19日(金)~11月28日(日) 11:00~20:00(来場は19:00まで)
●入場:無料
There are no words to decsibre how bodacious this is.
投稿情報: Nadezhda | 2013/03/04 06:11