393.3km 9:10 42.93km/h
国道45号線、仙台港北、東北自動車道(仙台南、福島、矢板、加須)、のっけから渋滞。9時間以上の帰路を支えたのは、夏と違って南下するごとに移りゆく季節の変わり目でした。山々は散りかけた桜と新緑、そしてまだ枯れ木。これらが混じり合い、この色合いは日本ではないと表せない程のものでした。ママボリンケンのお母さんにつき合って巨大な量販店で見つけたビーズの数々にも似た色合いのようでした。
とはいえ、長い道中
やはり、志ん朝さんの噺で、様々に生きるどこか調子が良くって外れている連中のことを想像しながら、ハンドルを握る。これが、帰省の定番。
子別れ:金坊の純朴だけどすれてる感じ
おかめ団子:泥棒が跡取りとは
佐々木政談:与力の心とは(今の政治屋に聞かせたい)
抜け雀:親父を駕籠にしてしまった
唐茄子屋政談:叔父の人情
井戸の茶碗:曲がったことの出来ない二人
今戸の狐:千住の妻(こつのさい)
大工調べ:大工は棟梁、調べをご覧じろ(細工は流々、仕上げをご覧じろ)
黄金餅:腹のあたりは生焼けだってそう言ったろ
居残り佐平次:小賢しい小悪人の佐平次、でも憎めないんだなぁこのキャラクターは(上は来ず、中は昼来て昼帰り、下は夜来て朝帰り、下下が居続け、そのまた下下が居残る)
たっぷりと好きな噺に浮かれてました。でも、道中、妙なところで短い渋滞。妙だなぁ、こんなところでと思っていると、追突事故。5〜6箇所ありました。当事者同士が話し合っていたり、小学生くらいの女の子が頭を押さえてうずくまり妹が心配そうな顔で背中をさすっていたり。変な事故に巻き込まれずに無事に帰ってきただけでもヨシとしないと。
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