iPad 発売前夜

急に降り始めた土砂降りの中
移動中を途中下車して、どの位並んでいるのかなぁ...と銀座へ。
大手町〜神田ではポツリポツリとした雨が、銀座に着いたらバケツをひっくり返したような土砂降り。地下鉄の階段を上ろうにもしぶきで押し戻される程でした。それでは、松屋の前から見てみようと松屋へ。同じような事を考えている人たちが、松屋の地下で右往左往していました。ずぶ濡れのビジネスマンやちょっとハイソなおばさま達。14時ぐらいに銀座でヒマしている人たちが雨で、ちょっとキリキリ。

さらっと様子を見て帰るつもりで、雨の上がるのを待ってAppleStoreまで行ってみる。いましたね、一番乗りが。AppleStoreから水とかビニールを支給されて凌いでいた連中が雨上がりの歩道に戻って来てニコニコ。中には会社のPRのために来ているようなのもいましたが、いいんじゃないですか、それでも。こんな感じのモノ作りましたけど、どぉ？あとはみんなで文化を創ってみてヨ...そんなAppleっぽいとこ、好きなんです。そうじゃなかったら、もう20年以上もつき合っていませんから。そして、TVクルーの登場。鼻に絆創膏を付けたマヌケなアナウンサーが「AppleのiPadが明日発売されます。ご覧のようにもう既に並んでいる人たちも。ところが、iPadが発売されない県もあるんですね...」なんて、トンチンカンなコメントを報道するために何度もリハを繰り返していました。

これ以上つき合っていると業務に支障がありますので、早々に再び地下鉄へ。
夕刊フジの見出しを見て苦笑い。
記事は見ていないんですが、分かってないんだなぁ...。キミタチ、もしかして出版や新聞の歴史を塗り替える瞬間に立ち会っているんだヨ。ちょっと分かって欲しいんです。今、紙媒体中心のの仕事をしていますが、もはやそうじゃないんだよと。「明日買うの？」ともう何人もの人に尋ねられますが、「欲しいけど、今じゃない」と返事。内心、明日ぽっと在庫があれば...と思いますが、漱石の「こころ」が読めるのならと。