VOGUE December 2005 No.68
その溢れる才能を知ったのは今年の初夏の事でした。ブックを見せていただいたのがきっかけでした。対象を的確に捉えながらも、彼女の視点が反映している水彩画に打ちのめされてしまいました。イラストの中に独特のタッチで挿入される文字もその魅力です。今回のVOGUE(雑誌やWEB)で展開されたイラストも、シックなたたずまいの中に独特の躍動感が表現されていています。
VOGUEを見ながら「まだ若いのにちゃんとしたファッションイラストになっているネ」と舌を巻いていましたのは、長年に渡りファッション業界に携わるママボリンケンでした。SAZABYの各店舗で展開されるKanako Worldが楽しみです。
佐々木香菜子/Sasaki, Kanako
1983年宮城県仙台市生まれ。2005年、活動の場を東京に移し、SAZABYのクリスマスキャンペーンのメインイメージを手がける。水彩絵の具の、滲み具合や流れに魅力を感じ、それを活かすようなファッションイラストを得意とする。「イラストは常に自分の想像した物語を一枚の絵に入れ込み、完成させる」という彼女。今回の作品もマニッシュな女の子の物語と心境を紙上に表現している。
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