Casa de Borinquen

CSNY クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングの真実 70年代のビートルズと評されたスーパーバンドの誕生と終焉

久しぶりに訪れた大型本屋で見つけた一冊
西新宿へ行っても僅かな時間でピンポイントで帰ってくる日々が続いている日々、仕事で使う資料探しに訪れた大型本屋で見つけた一冊。活動期間2年で、CS&N時代を入れてわずか3枚のアルバムをリリース。1st『Deja Vu』から50周年をきっかけに出版。個人的にもCSN&Yは忘れられないバンドだっただけに、興味深く一気に読んでしまった。

4 Way Street
高校生に買えるLPは月に1枚程度。バッファロー、バーズ、ホリーズ自体はあまり聴いたことがないにしても、ライブでベスト盤的、かつ曲数が多いので選んだ『4 Way Stereet』を毎日聴いていた。後追いで、『CS&N』『Deja Vu』を聴くことができたけど、やっぱりこのライブの方をよく聴いていた。

皮肉なことにCSN&Yへのニール・ヤングの関与はスタジオ内にはあまりないにしても、CS&Nにある種のライブ感をもたらしたのはニール・ヤング効果だった（この点ではスティーブン・スティルスの目論見は功を奏していた）。名声とドラッグ、エゴと混乱や分裂を繰り返してたどり着いたラストツアーの様子がこうして残されていたことにある種の感銘を覚えてしまう。力関係がスティーブン・スティルスからニール・ヤングにわずかに傾いていたこともよく分かった。

ライブ録音当時の年齢は、デヴィッド・クロスビー（29）、スティーブン・スティルス（25）、グラハム・ナッシュ（28）、ニール・ヤング（25）だったとは。現在は順に、79、75、78、75。

本を読みながら、この3枚と関連するアルバムを繰り返し聴いていると、当時のことが蘇ってくる。幻想が崩れビジネスになっていく音楽シーンとの葛藤。幸運なことに様々な音楽を聴き続けることができた、今だからこそ分かる、4人の音楽的背景も興味深い（特にスティーブン・スティルスのラテンフレーバーの根源は幼い頃に住んでいた南米の影響）。

ローレル・キャニオンで三人がハモったことで生まれたマジック。CD時代になってからデヴィッド・クロスビーの1stの良さを知り、幅広い交流関係と影響力があったことも知ることになった。ビートにのせたコーラスのアプローチはビーチボーイズと比べてみるのも面白いかもしれない。活動期間が短く、再結成を望む時間の方が長いなんて皮肉な話ということも。そして、ジョニ・ミッチェルの存在感も改めて知ることになった。

「On The Way Home」のリード（原曲はバッファーローのラストアルバムに収録されているがプロデューサーの判断でニール・ヤングは歌っていない）と「Helplessly Hoping」のアルペジオ、一生懸命練習していたけど今でも弾けるかな。

ニール・ヤング
このライブをきっかけに当時、興味はニール・ヤングに徐々に移り、雑誌で6弦を半音下げるチューニングを知り「Tell Me Why」とか弾いていた。今は、クレイジー・ホースと一緒のアルバムを中心に、再び聴き直して始めている。音楽よりもクルマがメインテーマで本人が描いたイラストも楽しい『ニール・ヤング回想』は図書館から借りてあるし、これまであまり詳しく読んでいなかった『ニール・ヤング自伝』を再読してみようと思っている。

バーミュキュラフライパンでふっくらと焼き上がる照焼きチキンの主役の座を奪ったのはポテトサラダ（卵ソースかけ）だった

妙な油ジミ
大好きなバーミュキュラフライパンにできた妙な油ジミを、慌ててマニュアル通りに、重曹を入れて沸騰させること数回でなんとか取れてホッとした。元通りになったところで思いついたのが、栗原さんレシピの照焼きチキン。皮をカリッと焼いてひっくり返し加熱。途中でフタをして蒸し焼き。一旦取り出して、照焼きのタレをゆっくりと煮詰め、チキンを戻し味が馴染んだら完成。バーミュキュラ効果でパリッと中身はジューシー。ちょい辛のタレもいい具合でおいしい。

主役の座を奪ったのがポテトサラダ（卵ソースかけ）
何かとSNSでポテトサラダの話題だが、同じく栗原さんのレシピでちょっと違うのを作ってもらった。いつもはじゃがいものゴツゴツ感を残しながら作っていたが、今回はなめらかになるまでつぶす。並行して、卵ソース（ゆで卵+マヨネーズ+牛乳）を準備。ポテトサラダの上にトロトロ卵ソースをのせて出来上がり。

照焼きチキンの添え物ととして作ってみたものの、主役を座を奪ってしまうほどの新感覚のおいしさ。エヘン皮のまま茹でたじゃがいもの皮むきも含め、ポテトサラダはおそろしく手間がかかるものなんだよ、と言われてしまった。

吉田カレー@荻窪 並MIX、Wキーマ豚アチャール納豆カスリメティ この高揚感と緊張感 一皿に繰り広がる溢れんばかりの熱い思いに今日も心打たれてしまった

やはりお店じゃないと
今日は混んでいるかな、注文をきちんと言えるかな、どんな席に案内されるかな、帰りに急な階段を無事に降りられるかな...とか考えながら荻窪駅から気持ちを先立たせながら向かう。そして、カウンターに案内され無駄のない動きを間近にするドキドキ感。

Wキーマの卵を納豆にのせMIXを混ぜて一口。キーマを加えてもう一口。キーマとMIXで更に一口。片方のキーマの卵とご飯を混ぜてTGK状態にして納豆と合わせる頃には、いやもぉ、たまらなくなってため息。TKGと豚で、豚とアチャールで。あまりにもおいしくて一人でニヤニヤ。1/4以降はかるく全部混ぜて、食感の違いと混じり具合を確かめながら、今日のキーマとルーはいつも以上に味わい深いものだったと何度目かのため息。

どんな組み合わせでも、どんな食べ方でも、必ず吉田カレーの真髄が見え隠れするところも流石だなぁ、ヤラれたなぁ、ニクイなぁ...と感服。やっぱりお店で食べるは格別のおいしさだと、スキップしながらの帰り道。

鰆の南蛮漬け、梅タコとろろ、湯あがり娘、そして奈良の「風の森」山田錦80 ちょっと贅沢な晩ごはんだよ(´•_•`)

風の森 山田錦80と合わせてさっぱりと
口に含むとわずかな酸味と微炭酸、奥行きと慈愛に満ちた広がり。奈良の「風の森」シリーズは繊細な和食を引き立たせる名脇役。甘辛酸っぱい鰆の南蛮漬け、タコのやわらかさ、風味あふれる湯あがり娘。一手間も二手間も十分な下ごしらえに手応えも感じるほどおいしい。特に前の晩よりも一晩冷蔵庫で一晩寝かした鰆の南蛮漬けは、味がしみて滋味の広がりが素晴らしかった。

在宅の合間でこれだけのお料理を準備してくれたママボリンケンに感謝‼

二丁目食堂トレド@神楽坂 大人のお子様ランチと呼ばれるトルコライスの多幸感に思わずニタニタ このオーセンティックな佇まいと味わいはサントス・コロンのようだ

長崎で生まれたトルコライス
継ぎ足しカレー＋チキンカツ＋昔ながらのナポリタン。大好きなものが一皿に所狭しと盛られているのを見ているだけで、ググッと幸せ感に包まれて思わずニタニタしてしまった。

一条流がんこラーメン総本家の家元のBLOGで紹介されていた神楽坂のトレド。1972年以来継ぎ足しされていたカレーは、無用なトンガリもなくやさしいお味。揚げたてサクサクのチキンカツは単独でもカレーと合わせても味わい深い。そして、昔ながらのナポリタン。にんじんが入っているし、お肉は肩ロースとちょっぴり贅沢。これも注文を受けてから作ってくれるので、さっぱりとしておいしい。もちろん、KRAFTのパルメザンとタバスコを好きなだけかけてのわがまま。

世界に向けて目をむいていた長崎
ナポリとインドの中間地点がトルコ。それでトルコライス（少し強引）。カツ、カレー、ナポリタン、大好きなものを一皿に持っちゃおう！という発想がうれしいじゃないか。5～6年目に貿易センタービルで初めてトルコライスを食べたけど、油っぽくあまりおいしくなかったのがトラウマになっていたが、トレドのトルコライスで一蹴できたのも良かった。

新宿の帰りに気軽に途中下車できる飯田橋～神楽坂を登りかけるとすぐ見つかるお店。スペシャル（カツまたはチキン、継ぎ足しカレー、ゆで卵、ドライカレー）、オムライス、冬季限定のワンプレート（継ぎ足しカレー、クリームシチュー、バターライス）...気になるメニューもたくさんありまた行きたいな。サッポロラガービール（いわゆる赤★）があるのも、家元が気に入っている所以なのかな？

このオーセンティックな佇まいと味わい深さは、サルサに例えるならばサントス・コロンのようだった。
ウフフ、家で煮込み風ナポリタンを食べたばっかりなのにネ...。

■二丁目食堂トレド
東京都新宿区神楽坂2-6
定休日：月

ナポリタン...という呼び方はいかにもって感じだけど我が家のは煮込み風

今夜はナポリタンだから...
とメールが来るとそれだけでイソイソしちゃうネ。我が家のナポリタンは数年前のdancyuに紹介された煮込み風。ソーセージをカリカリに炒めたら、玉ねぎ、ピーマン、マシュルームを炒め、これに湯剥きしたトマトをつぶしながら入れて煮込む。途中で野菜スープとトマトペーストを加えて塩胡蝶で味を整えながら、更に煮込む。

パスタを入れて、タバスコとパルメザンを加えたら出来上がり。まろやかでこってりとしたナポリタンは急に食べたくなるほど我家の定番。熱いのでフーフーしながら食べていると、ほんのりとタバスコの辛さが出てきて、ホント、おいしんだぁ。

喫茶店のナポリタン
我が家のはケチャップを入れないけど、ナポリタンといえば喫茶店風も捨てがたい魅力。添え物のパセリがちょっと物悲しいけど、それよりも、ステンレスのプレートにケチャップたっぷりのナポリタンに卓上のタバスコとKRAFTパルメザンを好きなだけかけて頬張っていた。食べている最中は口の周りがケチャップ色になるのがご愛嬌。

パンに挟んだナポリタンは、やはり焼きそばのほうが好きだったけど、トンカツ弁当等の添え物として存在感を示している具の少ないナポリタン風も好きだなあ。そういえば、母親が作ったナポリタンはケチャップやトマトを入れないものだったけど、これはなんていう名前だったかな？

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 信じがたいほど長い余韻を口内に残していく純正100は表情は柔らかいのに俊敏で不敵

週に一度の純正
家元の体調の都合で今週は今日だけの純正。緩急の付け方に難易も凄まじいと一口目から翻弄され、立て続けに三口四口。信じがたいほど長い余韻を口内に残していく。盛々悪魔肉の迫力と裏腹に柔らかくも俊敏で不敵。これだから純正はやめられない。未だにその旨さがどこからきてどこへ向かおうとしているか未だに謎な処も魅力。

予定で行くと、今月の連休（どんな内容になるのか期待大）後の、7/27-7/31は休み。灼熱の厨房＋マスクから開放され、どうかゆっくりとお休みして欲しい。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 いつものように家元仕様上品をてらいもなく食べられる幸せをかみしめていた

一日ずれて不純と上品だけれども
やはり朝から上品が食べたいなぁと。ちょっと並んで、常連の方々と挨拶。どっちにする？と訊かれて迷わず「上品」と答えると、「そうだよね」と。なんのてらいもない上品こそが、がんこの姿だと思う。キリリと引き締まった味わいに潜むある種の決意すらも感じてしまった今日の上品。

スープに沈めたチャーシューがホロホロと漂う。これに麺を絡めると無償のおいしさが浮かび上がってくる。たまんねぇなぁ、憎いなぁ、こうでなくっちゃ...と繰り返しているばかり。何故か海苔が二枚。ちょっとうれしかった。

うん、明日は純正100。もう一つ顔が今から楽しみだ。

さっぱりとした苦味もおいしいゴーヤチャンプルーは島豆腐が決め手

なんか急に食べたくなって
好きなんです、ゴーヤチャンプルー。外で食べてもおかわりしたくなるほど。でも、我が家で作ったのが一番好きかな。重しをのせながら島豆腐の水気を十分に切り、ゴーヤも砂糖と塩に漬けた後水気を取っておく。

島豆腐を焼き色がつくまで炒め取り出す。ごま油でゴーヤを炒め取り出す。塩コショウした豚バラを炒め、島豆腐とゴーヤを入れて更に炒める。卵を入れて固まるのを待ってから軽く混ぜ、醤油を縁に回しながらかけて完成。仕上げの鰹節をたっぷり。

下ごしらえを十分にしているので、さっぱりとした苦味がおいしい。シンプルに醤油だけの味付けが、島豆腐にもよく合い、冷えたビールが特においしい。ゴーヤチャンプルーを食べ始めると、ああ夏が近づいてきてるなぁ...と実感。そろそろ、奄美のれんとやモヒートも恋しくなってきている。

incase CL55571 City Compact Backpack Heather Black

バックパックへの抵抗感
...これって意外と自分の中にあって、いかにもビジネスライクな黒のもの、横に持つときの取っ手がついていたりすると最悪。スーツに背負っていると上着がしわくちゃ、脇のメッシュポケットにお茶と傘...も見た目が悪い。こんな風にネガティブなイメージを長年持ち続けていた。

Apple公認...ならば
今まで使っていたTOFF&LOADSTONEのバッグはデザインが大好きで長年愛用していながらも、革製のために重い、内部に仕切りがなくモノが暴れるなどの不満があった。自転車に乗っているときに肩にかけ、中に買い物したものを入れるとバランスが悪く危ない事もあった。

そこで色々選んで決めたのがこれ。

・3つのポケットがあり分類しながら保管できる点
・Apple公認品でiPadやMacBook Proのサポート保護が充実
・ビジネスカジュアルにピッタリの素材感と色
・軽さ（0.8kg）
・自立して立つ（結構重要）
・肩や背中のホールド具合
・amazon並行品で半額

1ヶ月使ってあまり不満点がないけど、あえてあげると、背負いながらiPhoneなどの取り出しが出来ないことと防水性があまりないことぐらい。普段はiPad等は持ち歩かなく、A4の書類をサポートポケットに入れているけど皺にならない点も気に入っている。普段入れているのは、

●メインコンパートメント（内ポケットx2）
・Contrex 500ml x2
・お弁当
・本
・メガネ
・タオル
・場合によっては書類
●フロントパネルポケット（内ポケットx1）
・ポシェット（カード入れ、薬、iPhone電源）
・鍵
・ペン
●トップパネル
・IPhone X、AirPods Pro

帰りはぐんと軽くなり薄くなるので電車内でも迷惑度なし。
うん、これからも愛用していこう！

■incase
https://incasejapan.com/?pid=118274403

たっぷりタイムでマリネした豚肉のタイム焼きとアボカドレモンミョウガの意外な出会いとおいしさのハーモニー

バーミュキュラのフライパンを使いたくて
最近使い方のコツが分かってきたバーミュキュラのフライパン。さてどうするかと有元葉子さんのレシピをパラパラ。そういえば冷蔵庫にタイムがたくさん残っていたので、タイムでマリネした豚肉のタイム焼きに決めた。

タイムを大量にしいて塩コショウをまぶし、豚肩ロースをのせ、再び塩コショウタイムを盛る。つぶしたにんにくをまんべんなく散らしてしばらく常温でマリネ。後はバーミュキュラのフライパンでじっくりと両面焼き色がつくまで炒めるだけ。

パチパチと弾ける音、気になって焼け具合を見る楽しみ。バーミュキュラのフライパンならではの、表面はカリッと内面はジュージーに仕上がるのは流石だなぁ...とか色々と考えている時間も密かな楽しみだ。

アボカドレモン＋ミョウガ
クミンとターメリックを入れたヨーグルトソースを添えるのがレシピ。ところが、これに加えてなかなか相性が良かったのがアボカド。種をくり抜いて半分に切る。このくぼみに大量のレモン汁、ミョウガをのせて醤油を垂らすだけ。いやもぉ、これだけでもおいしい。しかも、タイム豚ロース焼きと合わせベランダで摘んだミントやヨーグルトソースをかけると、んまぁ味に奥行きと広がりがグンと出ておいしさ炸裂。

予期せぬ出会いとハーモニーに、ちょっとうれしくなってしまった日曜日の晩。食べ終わっても19:00なのでゆったりとした夜。今度はピタパンも作ってはさんでみたいなと、いまからワクワク。

LENÔTRE
最近は食後にケーキ...というのがマイブーム。銀座三越に行ってきたので久しぶりにLENÔTRE。エッフェル塔をモチーフにした「トゥール・エッフェル・カフェ」。コーヒーとミルクチョコレートがぎっしり詰まって濃厚。残った赤ワインといつも一人じゃ食べきれないので仲良く半分っこが我が家のマナー。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 東京軍鶏半濁塩 コクがあってもくどくない、男女の仲もこうありたい...と思わせる官能のスープ

醤油にするか塩にするか直前まで悩む
家元にとって初めてなら私も初めての、東京軍鶏14kgをベースのスープ。しかも清湯ではなく煮出した半濁に仕立てるとこがいかにも家元らしい。迷いに迷い塩。薄っすらと白濁したスープから立ち上がる香りに誘われて一口。塩の味わいよりもスープそのものから伝わる確かなコクの深さ。それでいてくどくない。うん、これがいい。男女の仲もこうありたい...と思わせる官能のスープ。盛々の悪魔肉からの旨味がしみた後半の奥深さにもウマさが溢れていた。

今年も咲いたあさがお
昨年が6/28。2017.7月の入谷朝顔まつりで手に入れた琉球あさがおの鉢が今年も咲いたなんて、朝からうれしい。これからしばらくは大好きなあさがおと共に朝を迎えられるなんて幸せだなぁ。

吉田カレー@Home 辛口キーマポーク試作品＆チキンクリームTKG レトルトで味わうお店の味に我を忘れてしまった

家吉田その1
辛口キーマポーク試作品アチャール焼き野菜パクチーカスリメティ。心地いい刺激の辛口に試作品ポークを追加すると、まるでお店の豚代わりのよう。辛口にポークの僅かな酸味が加わりさらに奥行きが出た旨みを堪能。キーマの上の卵黄をつぶしたキーマに辛口&ポークのルーと混ぜ、アチャールを加えると独特の風味や香ばしさが立ち上がりなんとも言えずウマイ。額にじんわりと汗。

家吉田その2
チキンクリーム卵かけご飯アチャール焼き野菜パクチーカスリメティ。一度やってみたかった吉田カレー＋TKG。ごろっとしたチキンをTKGに混ぜアチャールを加えると、思わずニヤリとしてしまうまろやかなウマさ。後半は試作品ポークのルーを継ぎ足しする味の競演も、おいしいさに深みが増すから不思議だ。

だだちゃ豆ご飯の素
今回のご飯は成城石井で手に入る「だだちゃ豆ご飯の素」で炊いたもの。これが実に吉田カレーとよく合い、我家の定番。押麦、たかきび、もちあわ、もちきび、ひえ、アマランサス...の風味と大きめのだだちゃ豆がおいしさの秘密。色々と炊き込みご飯の素があるけど、今はこれが一番好き。

それにしても、二皿、違った組み合わせで調理するというのはたいへんなことだと改めて感じた。しかも盛り付けた後に一度だけ許されている写真撮影もあるものだから戦場。これを毎回クールに表情も変えずに行っているマスターにも敬服。

ああ、やっぱり、お店に行くのが待ち遠しいなぁ。
そうそう、アチャールの素で作ったビーフキーマもどこかで食べたいな。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 純正100 他の追従を許さない多重性と奥行きの深さに喜びをを噛み締めていた

昨日の上品、今日の純正100
この切れ味とケレン味のなさを知ると毎週にでも通いたくなる（通っている）不思議な高揚感。熱々のスープ一口で、フワリともってイカされてしまうからどんな媚薬が入っているのか。以前はヒロポンと呼ばれてたことを思い出して苦笑。たっぷりの悪魔肉、スープに沈めてトロトロのチャーシューをかき分けて麺をすすり無我夢中で、あとはおぼろ。

数カ月ぶりの再会
こまめに会っている友人も近ごろは少なくなってきている。んまぁ、この数ヶ月お互いに色々あり積もる話もあり、食後最近気になっていた四谷三丁目の「ALL SEASONS COFFEE」でおしゃべり。新型コロナウィルス騒動以降、家族と仕事先の人以外と話す機会もなく、2時間余色々と話し込んでしまった。

これまでどうだったとか、これからどうするのかとか、健康のこととか。でも、やっぱり最後は最近聴いている音楽のこと。これが一番楽しい。もうCDを買わずに、お互いサブスクで楽しんでいるとは、数年前から想像もできない話。地下鉄途中で別れ、教えてもらったBoukou Grooveやスティーブン・ビショップを聴きながらの帰り道も楽しかった。

完全な人間はいないよ...は大好きなビリー・ワイルダーの「お熱いのが好きの」のオチの台詞。急に思い出してしまった。

一条流がんこラーメン 総本家@四谷荒木町 家元仕様上品 キリリとした味わいを支える昆布の香りに引き寄せられて思わず唸る

一日遅れの不純でも迷わず上品
蟹ベースの不純が人気だと思うけど、私は迷わず家元仕様上品。やはり月に一回は食べておきたい、私にとっても定番の味。清廉潔白で澄み切ったスープから立ち上る香りは、途中で引き上げられた大量の昆布だった。塩か醤油なら今日の気分は俄然醤油。かえしの加減も程よくチューニングされていて私好みで実にウマかった。

不調の原因はマスクにあり
家元のBLOGでも伝えられているように、ここんところ家元の体調が心配。

「不調の原因が分かった」
「どうしましたか？」
「マスクだよ。ただでさえ（厨房が）暑いのにマスクしているから」
「フェイスガードというお話もあったようですが」
「あれはダメ、かえってこもるから」
「なるほど」
「いつ来るかどうか分からないけど夏用を注文しておいた」

仕事中は空調の効いた部屋で座りながらが多い健康な私でさえ息苦しくなるマスク装着。これからますます暑くなるのでお体だけは大事にしてほしい。そうそう、BLOGで言及していた吉野家の話。「明日から吉野家は廃止致します！と言うのも変だが、だってメニューに無いのだから … 、廃止も何もないではないか！」という落とし方。家元らしくて苦笑してしまった。